40・50代女性が筋トレを無理なく続けるための“週3〜4のメニュー例”です。
結論:レッグプレス/ラットプルダウン/チェストプレスを各8〜12回×2〜3セット(合計30〜45分)。
重さ目安は「10回で少しきつい」。まずはフォームを安定させればOK。
忙しい週の時短版と、膝が不安な日の置き換えも提示します。
筋トレ初心者が1週間メニューを組むメリットとは?

筋トレ初心者がつまずきやすいのは、「今日は何をやろう?」とその場で決めるやり方です。特に40代・50代の女性は、仕事・家事・育児などで日々スケジュールが埋まりがち。気分や空き時間任せでは、継続が難しくなってしまいます。
そこでおすすめなのが、あらかじめ「1週間の筋トレメニュー」を組んでおくこと。これには大きなメリットがあります。
筋トレメニューを組むメリット
- 予定が見えるから、心に余裕が生まれる
- 筋肉痛や疲労を考慮し、効率よく体を回復させられる
- 生活リズムに組み込みやすく、習慣化が早い
更年期前後は筋力低下や代謝の衰えを感じやすい時期です。だからこそ、体への負担を減らしながら効果を出せるよう、回復と負荷のバランスを取った1週間単位の計画が理想的。結果が出やすく、続けやすい筋トレ習慣づくりにつながります。
曜日ごとに分けることで続けやすくなる

「今日は何をやろうかな?」と毎回考えるのは、意外とストレスになるものです。
特に40〜50代の女性は、日によって体調が変わりやすい世代。思い付きでトレーニングをすると、無理をしてしまったり、逆にやる気が出なかったりしがちです。
その点、あらかじめ曜日ごとにメニューを決めておくと、迷う時間が減り、淡々と実行できるので継続率がグッと上がります。
たとえば「月曜は下半身」「火曜は休息」「水曜は上半身」というように、自分の生活リズムに合わせてパターン化するのがおすすめ。こうすることで筋トレが自然と日常に溶け込み、仕事や家事の予定との調整もしやすくなります。忙しい日は軽めの内容に切り替えるなど、柔軟に対応できるのもメリットです。
まるで予定を“予約”する感覚で筋トレ時間を確保すれば、「続かない自分」から脱出しやすくなります。
筋肉痛を避けながら効率よく鍛える方法

筋トレを始めたばかりの40〜50代女性にとって、筋肉痛は「続けられない原因」になりやすい壁です。
実際、「痛くて動けないからやめた」という声は珍しくありません。
そこでおすすめなのが、鍛える部位を分けた1週間メニュー。
たとえば「月曜は脚、火曜は上半身」というように、同じ筋肉を連日使わないスケジュールにすると、筋肉痛を避けつつトレーニングを継続できます。
筋肉はトレーニングで刺激を受けた後、回復の時間を経て成長します。
この「休ませる時間」こそが筋肉をつくる大切な工程で、毎日同じ部位を鍛えるより、むしろ効率的に筋力アップが可能です。疲労の蓄積やケガのリスクも抑えられるので、運動初心者でも安心して続けられます。
無理なく、でも確実に体を変えていくためには、こうした計画的なメニュー作りがカギになります。
モチベーションを安定させる週間スケジュールの効果

筋トレには、どうしても「今日はやる気が出ない…」という日があります。
特に40〜50代女性は、ホルモンバランスの変化によって精神面にも波が出やすく、やる気だけに頼ると長続きしにくいのが現実です。
そこで効果的なのが、あらかじめ1週間のメニューを決めておく方法です。
「今日は○○だけでOK」と自分に許可を出せるので、心理的な負担が軽くなります。さらに、曜日ごとに役割があることで、「今日は○○の日」というスイッチが入りやすく、迷わず取りかかれるようになります。
小さくても達成感を積み重ねることで、「続けられている自分」への自信が育ち、筋トレが義務ではなく自然な習慣に変化していきます。
結果的に、モチベーションの波に左右されにくくなり、長期的なボディメイクにもつながるのです。
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実際の1週間メニュー例(40代女性・在宅勤務&出社パターン)

ここでは、私自身(kaeco)が実際に取り組んでいる1週間の筋トレメニューをご紹介します。50代女性として、仕事・家事・体力のバランスを考えながら、無理なく続けられるよう工夫してきた内容です。
目安:各種目8〜12回×2〜3セット/休憩60〜90秒/1回約15〜20分(痛みがある日は可動域を浅くするか別部位へ)
月(在宅)… 下半身:スクワット/ヒップリフト
火(出社)… 休息 or アクティブレスト(ストレッチ・散歩)
水(出社)… 休息
木(在宅)… 上半身+体幹:膝つき腕立て/プランク
金(出社)… 休息
土(休日)… 上半身ライト:肩まわり/サイドプランク
日(休日)… メンテ:ヨガ・ストレッチ or 全身ゆるめ
「出社日は無理せず、在宅勤務の日に集中してトレーニング」「休日はしっかり体を整える」というリズムで、1日15〜20分でも積み重ねることで確かな効果を感じています。
このようなシンプルなメニューでも、筋力の維持や姿勢の改善、そして体の引き締まりにしっかりつながっていると実感しています。筋トレ初心者の方は、まずはこのようなペースから始めてみるのがおすすめです。

忙しい日や疲れている日は無理せず、自分のペースで進めていきましょう!
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よくある質問Q&A(初心者編)
筋トレを始めたばかりの方は、続ける中で「これで合っているのかな?」と感じたり、不安になることもあると思います。
特に40代・50代では、日によって体力や回復力に差が出やすく、「昨日はできたのに、今日はちょっとつらい…」ということも珍しくありません。
ここでは、そんな筋トレ初心者の女性が持ちやすい疑問を、Q&A形式で整理しました。自分に合った方法を見つけながら、無理せず続けられるヒントになれば幸いです。
1日飛ばしてしまったらどうすればいい?
筋トレを始めたばかりの頃は、「今日はどうしてもできなかった…」という日があって当然です。
特に40代・50代では、仕事や家事、体調の波などで予定通りにいかないこともよくあります。でも、1日休んだからといって全てがリセットされるわけではありません。大切なのは「やめないこと」です。
翌日に少し動いて調整しても良いですし、そのままスケジュールを1日ずらして再開してもOK。
最初は完璧を目指さず、「できた日を数えていく」くらいの感覚で取り組むほうが続けやすいです。
罪悪感を抱くよりも、「休んでもまた戻れる」という自信を育てることが、40代・50代からの筋トレ習慣を長く続けるコツになります。
筋肉痛がある日は休んだ方がいい?
目安として、強い筋肉痛がある部位は無理せず休ませることが多くの方にとって安心です。
特に筋トレを始めたばかりの40代・50代では、若い頃よりも回復に時間がかかることがあります。痛みがある状態で動かすとフォームが崩れやすく、結果的にケガにつながるリスクも考えられます。
筋肉は「休んでいるときに育つ」と言われます。休養をとることもトレーニングの一部と捉えると気持ちがラクになります。
ただし、全身ではなく一部だけの筋肉痛であれば、別の部位を動かすトレーニングをする方法もあります。
例:脚が痛い日は上半身、腕が痛い日は体幹など。
自分の体の声をよく聞きながら、痛みの度合いや体調に応じて柔軟に判断していきましょう。
有酸素運動と組み合わせるならいつがいい?
筋トレと有酸素運動を組み合わせることで、脂肪燃焼をサポートし、ダイエットや健康維持につながる可能性があります。
一般的には、筋トレ後に有酸素運動を行うと効果的とされることが多いです。筋トレで糖質が使われたあとに有酸素運動をすると、体が脂肪をエネルギーとして利用しやすくなると言われています。ウォーキングや軽いジョギングなど、無理のない範囲から取り入れると続けやすいでしょう。
特に40代・50代の女性の場合、息が上がるほどのハードな運動よりも、長時間続けられる軽めの有酸素運動がおすすめされることが多いです。週2〜3回、筋トレと組み合わせられると理想的ですが、体調や生活リズムに合わせて調整していきましょう。
まずは1週間、やり切ってみよう!
筋トレを始めようと思っても、「続けられるかな?」「やっぱり無理かも…」と不安になるのは当然です。
特に40代・50代になると体力や筋力の衰えを感じやすく、気合だけで乗り切るのは難しいものです。
だからこそ、まずは1週間だけやり切ることを目標にしてみてください。「たった1週間」と思うかもしれませんが、最初の7日間をやり遂げることで、自信がつき、習慣化の第一歩になります。
完璧を目指す必要はありません。1日飛ばしてしまっても、再開できればOKです。肩に力を入れず、「できた日」を積み重ねていくことが、40代・50代の女性が無理なく筋トレを続けるコツです。
完璧じゃなくてOK、続けることが一番の成功
筋トレ初心者の多くが最初に感じるのが、「ちゃんとできなかった自分を責めてしまうこと」です。
でも、筋トレは1回休んだからといって、努力が無駄になるわけではありません。むしろ大事なのは、どれだけ小さなことでも“続けること”です。
40代・50代の女性は、家庭や仕事、体調などさまざまな要因で思い通りにいかない日もあるもの。だからこそ、毎日100点を目指すのではなく、「今日は10分でもできた」と自分を認めてあげる意識が大切です。
続けることで、筋力だけでなく、自信や達成感も少しずつ積み重なっていきます。完璧主義を手放し、自分のペースでコツコツ取り組むことが、筋トレを長く続けやすくする近道になります。
次の1週間で少しだけ「負荷」や「時間」を変えてみる
最初の1週間をやり切れたら、次はほんの少しだけ「負荷」や「時間」を変えてみるのもおすすめです。
例えば、スクワットの回数を10回から15回に増やしてみる、プランクを10秒だけ長くしてみるなど、小さな変化でも体は徐々に反応してくれます。
40代・50代は、急にハードなトレーニングに切り替えると関節や筋肉に負担がかかりやすく、ケガのリスクもあります。だからこそ、“少しずつ”がポイントです。
筋トレは、やればやるほど良いというよりも、適度な負荷と休養がセットになってこそ効果が出やすくなります。自分の体調や生活に合わせて、段階的にステップアップしていくことで、無理なく継続しやすくなります。
まとめ|続けた先に見える「体と心」の変化
40代・50代からの筋トレは、無理をしすぎずコツコツ続けることが大切です。最初の1週間を乗り越えられたら、それだけでも大きな一歩になります。
今回ご紹介したメニューは、初心者でも取り組みやすく、生活リズムに合わせて柔軟に続けられる内容になっています。
「できなかった日がある…」よりも、「今日できた!」を積み重ねる意識が、習慣化のカギです。筋トレを通じて、体が軽く感じられたり、姿勢が整ったり、疲れにくくなったりと、少しずつ前向きな変化が現れてきます。
今の自分の体調や生活ペースを大切にしながら、1週間メニューを無理のない範囲で続けてみてください。続けた先に、今よりも元気で自分らしい日々が待っているはずです。
※本記事は医療・専門的助言の代替ではなく、筆者の体験に基づく一般情報です。体調に不安がある方や治療中の方は、開始前に医師へご相談ください。痛み・めまい等が出たら中止を。
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